メイト通信 バックナンバー〈13〉

2019.10発行 VOL.67より

私は若い頃は、よく旅行に行きました。
九州の延岡に行ったときのことです。
朝6時頃、早く目が覚めたので散歩にでかけました。
商店街は、まだお店は1軒も開いておらず寂しいものでしたが、人通りは結構ありました。
犬の散歩をする人、通勤のため駅に向かう人、開店準備で忙しく仕事をしている人・・・
その人達とすれ違うたびに、ちょっとしたカルチャーショックを受けました。
というのは、会う人、会う人全てが挨拶してくれるのです。
「おはようございます。」
恥ずかしい話ですが私には、
見ず知らずの人とすれ違ったときに挨拶をするといった習慣はありません。
明石近辺ではそのような習慣はないように思います。
でもその時、ぎこちなかったでしょうが、私も「おはようございます」を返しました。
なんだか心の中に爽やかな感覚があったのを覚えています。
今、ポスティングしていて、住民の方とすれ違う時には必ず挨拶するようにしています。
すると顔なじみの方も増えてきて、逆に先方から先に声をかけられることも多くなりました。
そんなとき、ちょっぴり嬉しく思います。
これからも、挨拶を交わせる人達を増やしていきたいですね。

2019.10発行 VOL.66より

秋の彼岸も終わり、だんだん日が短くなってきました。
秋の夜の楽しみ、虫の声を聞きながらの就寝・・・
聞こえる声はコオロギかショウリョウバッタくらいですが、安らぐことができ、よく眠れます。
でも今年は虫たちの声が少ないような気がします。
猛暑でやられてしまったのかもしれません。
ちょっと寂しいですね。
さて秋の夜長といいますが、ポスティングをしている立場で考えると、そう!
活動できる時間が短くなってしまうのです。
私は朝に配布する派なので、夏場は6時頃スタートしていたのですが、
7時頃のスタートになります。
ポスティングルールで、配布するのは明るい日中に限るということになっていますので、
仕方ありません。
朝、住民の方がまだ寝ているところに音を立てることでクレームになることもありますので、
注意が必要です。
小さなことまで気を配り、住民の皆さんにご迷惑をかけないよう心がけましょう。

2019.10発行 VOL.65より

明石の町は最近新築の住宅やマンションが多いですね。
ポスティングのチラシも不動産関連のものが大変多いと感じられます。
ところで、比較的新しい家に、新築住宅やマンションのチラシを配布するのに抵抗を感じませんか?
私も新築の家には投函をためらうこともありましたが、意外とそうでもないようなのです。
先日、業界の人のお話を聞く機会があったのですが、
自宅を購入した後にも不動産屋さんを必要とする方もいらっしゃるそうです。
例えば…
★家を建てる→貯金が無くなる、借金が出来る…なんか不安!
◆賃貸マンション業者がアプローチ→賃貸マンションを経営しませんか?
借入金は1件も2件も同じですよ…
賃貸マンションの借り入れは利息は経費で計上できますよ…
賃貸マンションの建物や設備は減価償却分を費用計上できますよ…
その他、細々とした出費は全て費用計上、返済は家賃で楽々…
最初のうちは、それらの費用で赤字になり、支払った税金も取り戻せますよ…
★じゃあ、一棟購入は無理だけど一部屋なら
◆では、分譲マンションを一部屋購入→賃貸運用(税金対策)しましょう!
10年くらいたってから売却、精算しても良いし、子供のために保有を続けるもよし!
賃貸の管理はおまかせください!なんて場合もあるそうです。
これは少し?な例ですが、そうでなくても、親戚やお知り合いに勧めたり、
住み替え検討中の可能性もあります。
クライアント様からは軒並み配布でご注文頂いていますので、
新築かはあまり気にせず配布してみましょう。

2019.9発行 VOL.64より

インターネットでサイトを見ているとアンケートの募集を見かけることがあります。
アンケートサイトは多数運営されていて、私も複数のアンケートに参加しています。
アンケートのテーマはまちまちですが、ほぼどこでも共通した記入項目があります。
性別、年齢、居住地、勤務先の業種が主なものです。
勤務先の業種や職種は例が記載されていて、選択する手法がほとんどですが、ここで悩みます。
「ポスティング」が無いのです。
広告業?違いますネ。運送業?違いますネ。
結局私はその他サービス業というところに印を入れることが多いのです。
その原因は、ポスティング業の認知度の低さでしょうか?
アンケートの例は身近なところですが、
他にも社会での不当な評価による弊害が色々とあるようです。
そんな現状を打破すべく、私達業界のスタッフは努力しています。
たとえば、全日本ポスティング協会の顧問に国会議員さんに就任いただいたり、
ポスティング業務の地位向上のためにGPマークを制定、取得したり。
私達がそれに貢献するには、ただひたすら正しいポスティングを地道に続けることです。
逆に小さなミスがそれらの努力を台無しにすることも考えられます。
ポスティングルールブックに従い、正しいポスティングでポスティング業界を盛り上げましょう。

2019.9発行 VOL.63より

ここは東南アジアのとある森林。
わたしは200歳の木です。
大きな音がだんだん近づいて来ます。
音の正体は、樹木の伐採の機械や運び出しのトラック等です。
運命の分かれ道です。
とうとう、わたしの番になりました。
もっと森に居たかったのですが、切り倒されてしまいました。
枝が払われ、材木として港へ、そして船で日本にやってきました。
港から次々に運び出されます。
運命の分かれ道です。
あるものは製材所へ運ばれ、建材に加工されたり家具の材料になったり、
長い間人々の役に立っていくことでしょう。
わたしの行き先は、どうやら製紙工場です。
体は細かく切り裂かれ、砕かれ繊維状にまでなり、水に混ぜられ溶かされ、
薄く固められ大きなローラーに巻き取られていきます。
運命の別れ道です。
あるものは、再度溶かされ小さなロールに加工されていきます。
いくつかセットにして包まれ、店頭に並べられます。
そうです。
トイレットペーパーになったのです。
それでも家庭では、ささやかですが、人々の役にたっています。
私は印刷工場に送られ、商店の売出しのチラシになりました。
運命の分かれ道です。
メイトさんの手で、とあるマンションの集合ポストに投函されました。
どんな人が見てくれるか楽しみです。
両隣、上下のポストは直ぐに住人が持って行きましたが、私の投函されたポストは開かれません。
翌日には、上から別のチラシが投函され、さらにその次の日も…。
気がつけば、たくさんのチラシが重なって重たくて…じっとガマンです。
ちょうどひと月後、やっと扉が開かれました。
他のチラシと纏めてかき出されます。
落下したのは青いビニールの中。
そのまま、ごみ処理工場の焼却炉まで一直線でした。
煙となって、お空に登っていきながら考えました。
私の人生は何だったんだろう?
この次は人々の役にたちたい…パワフルポストのメイトさん!
空き家のポストには入れないでネ!


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