メイト通信 バックナンバー〈55〉

2024.2発行 VOL.283より

ポスティングを8年もしていると、配布中に住民の方からご意見を頂くことがあります。
私が駆け出しだったころ通行人の方から頂いた助言を今でも覚えています。
ポストの前でチラシを配布しようと取り出したところ、地面に落としてしまったのです。
拾って入れようとしたところ、後ろから「入れないで!」との声が。
チラシお断りのクレームかと思ったのですが、
声をかけた高齢の男性から続けて出た言葉は意外なものでした。
「関西の人間は縁起を担ぐ人が多いから、一度地に落ちたものは止めたほうが良い。
特に商売している人はこういったことに神経質だから。」と言うのです。
確かに、地に落ちるは倒産につながるイメージというのは分かるような気がします。
それ以来、もし地面に落としてしまった場合、拾って一旦鞄に収納して、
新しいチラシを取り出し投函しています。
(拾ったチラシは傷んでいなければ別の場所でポスティングします)
もちろん、そもそも落とさないように注意もしていますよ。

2024.2発行 VOL.282より

最近、住宅リフォームチラシが目立ちます。
メイトの皆さんもよく目にされていると思いますが、
そういうチラシの多くは戸建て指定配布になっていませんか?
明石の住宅地開発は戦後まもなく急ピッチで進められ、
またその後の高度成長期に更に加速してきました。
その頃に建築された建物で老朽化しているものが目立ちます。
そこで増加したのがリフォームで、関連チラシが増えているのではないでしょうか?
リフォームにもそれぞれ目的があります。
屋根とか壁の破損修繕や雨漏り対策、台所や浴室の設備更新、気分一新でお部屋の模様替え。
自治体から補助していただければ嬉しいですが、
子育て援助は熱心な明石市もこの方面の支出はまだ大きくないようです。
さて、私の愚痴はさておき、ポスティングは簡単なようで、配布ミスも少なくないのが現状です。
戸建てに投函すべきリフォームチラシを集合住宅に投函してしまう。
広告主からすればチラシが無駄になってしまいます。
集合住宅の投函を始める前に、もう一度戸建て指定のチラシでないか確認しましょう。  

2024.1発行 VOL.281より

明石の人口が増えています。
各種の子育て世代への援助策により、子育てに優しい町というイメージが定着した結果です。
そのためか明石市内で、住宅やマンションの新築が沢山行われています。
新しい物件が増えるのはポスティング対象も増えるということで嬉しいですね。
反面、取り壊しが必要そうな空き家も目立ってきました。
ポスティングでは、空き家には配布しないと決められていますが、
分かりにくいのはドアポストや玄関ポストです。
中も見えないし、チラシが溢れることもなく、見分けにくいですよね。
しかし、私は何らかの形で空き家の兆候が感じられる場合は配布を控えています。
空き家に入れるとチラシは無駄になりますし、ゴミとなりご迷惑かもしれません。
空き家ではなく確実に見ていただけるお宅のポストに入れれば、反響が上がる可能性が増えます。
そういった地道な行為が、広告主の信頼を勝ち取る第一歩ではないかと思っています。
一枚一枚のチラシに思いを込めて…
 

2024.1発行 VOL.280より

昨年、ポスティング中に怪我をされたというお話をいくつか聞きました。
実は私も軽い怪我ならたびたびです。
そこで、経験上、安全の為にしている行動をお話しします。
ポスティング中の姿を想像してみてください。
バッグをたすき掛けにしているのが一般的ですね。
これは姿勢として安定するので良いのですが、出発直後はチラシが満杯でなかなか重い!
なにかの具合でバランスを崩すことも考えられます。
こういった場合、私は、無理に踏ん張ることなく自然にお尻から落ちるようにしています。
ようは尻もちをつくのです。
手を先につくと手首の骨折や捻挫に繋がります。
コケ方にも怪我をしないコケ方がありますので、
普段からコケる練習をしておくのもよいかもしれません。 


2024.1発行 VOL.279より

1月17日が近づくと思い出します。
阪神淡路大震災、このあたりは大変な被害を受けました。
自宅近辺でも倒壊した住宅が多数あり、交通はストップ、
水道・ガス・電気も止まってしまいました。
私の家も子供が1歳9ヵ月、家内が妊娠中ということで大変な思いをしました。
特に食料と飲み水の確保に苦労したと記憶しています。
給水車による水の提供や支援物資で凌ぎ、親戚、ご近所、
自宅が近い勤務先の同僚たちと助け合って、乗り切りました。
そんな中、被害の惨状と共に、特に印象に残っているのは復旧のため派遣された
自衛隊の皆さんの姿でした。
気持ちが落ち込んでいる状況の中で、彼らは勇気と希望を与えてくれました。
毎年1月17日になると各地で追悼式典などが行われています。
しかし29年も経つとだんだん風化しているように思われ、
改めて防災について考える必要があると思っていたところに、
お正月から新たな大地震が発生してしまいました。
石川県能登地方を震源とする大地震、
お亡くなりになられた方々に謹んでお悔やみを申し上げますとともに、
被災されました皆様に心からお見舞い申し上げます。
また、皆様の安全と被災地の一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。

 


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