EMPOWER WALKING ~エンパワーウォーキング~

ウォーキングでQOLを向上!ウォーキングマガジン

VOL.4『リズムに乗って歩く』

エンパワーウォーキング  

「リズム感で歩く感覚をつけよう」

〈1〉るんるん♪リズム感で歩く感覚をつけよう

 『ノリがいい』ってどんな時ですか?いい気分になっている時や、
心が前向きになっている時ですよね。今回は音楽&リズム感のお話です。
人間は普段の生活の中でも自然とリズムをとっているといわれています。
文字通り『音』を『楽』しんでいるというわけです。
音楽が脳に影響があることは実証されています。
たとえばスローテンポで流れるような旋律に身を委ねれば、
副交感神経が優位になって神経伝達物質:アセチルコリンが放出されるといわれています。
(アセチルコリンは学習、記憶、睡眠、目覚めなどに深くかかわっている物質です)
音楽を日常生活のシチュエーションに合わせてセレクトしてみましょう!
例えば… 

〔1〕モチベーションを高めたいとき、思いっきり高揚感を出したいとき。
〔2〕リラックスしたいとき。
〔3〕目標達成して充実感でいっぱいのとき。
〔4〕ウォーキングやジョギングのとき。

など… エンパワーウォーキングでは「三百六十五歩のマーチ」を推奨します!
題名、歌詞もウォーキングそのものですが、BPM※が歩喜のリズムに合っています。
時間は1分BPM=60、この歌のBPMは1分の倍の秒数、つまりBPM=120ぐらいです。
このリズムで歩けば、足を前に出すタイミングや感覚が自然に覚えられます。
YouTubeなどで聴けますのでぜひ試してみてください。
※BPM(Beats Per Minute)は「分毎の拍」

 〈2〉つま先をまっすぐ降ろす 

まっすぐ歩くには「まっすぐつま先を伸ばす」ことが重要です!
「ん?それって当たり前のことじゃない?」と思いませんでしたか?
前号の体重移動の話は覚えていますか?
体重移動は、かかと⇒小指側の外側⇒親指のつま先方向、という流れになります。
最後、つま先方向にしっかりと移動できないとO脚になってしまい、
身体が外に流れがちになります。
また、前に進むには確実につま先が進行方向に向いている必要があります。
しっかりと気をつけの姿勢ができていれば、そのままつま先を前に出すだけです。
つま先をしっかり意識して進行方向、もしくはまっすぐ前に向けることで足の裏面に体重がのり、
姿勢や重心が前にのってきます。 

〈3〉アキレス腱の話~その1 

アキレス腱は人体最大の腱で腓腹筋やヒラメ筋が折り重なっています。
役割は腓腹筋やヒラメ筋の力を踵へ伝えることで、これにより、
スムーズな歩行運動が可能になります。
片足を後ろにして伸ばします。その足の踵上部にある軟部組織がアキレス腱です。
準備体操でアキレス腱伸ばしをやりますよね。
ここがカタイと上記ポイント〈2〉のつま先が前に向きません。
そもそもアキレス腱はほとんど伸びることがなく、
伸びるのはその上にある脹脛の筋肉である腓腹筋です。
就寝中の「こぶらがえり」は、正しくは「腓らがえり」で腓腹筋がけいれんしているのです。
腓腹筋はかたくなりやすく、
けいれんも起きやすい筋肉で最悪アキレス腱に負荷がかかり腱断裂になる可能性もあります。
ウォーキングもアキレス腱+腓腹筋が疲労すると、歩き続けられません。
正しいアキレス腱+腓腹筋ストレッチをやっていきましょう!

エンパワーウォーキング


 

▲山上コーチによるストレッチの動画 

★水前寺清子「三百六十五歩のマーチ」(YouTube公式チャンネル)はこちら 

 

次号もお楽しみに~!


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